真夏の怪談
8月13日(月)
暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日は少し涼しくなってもらうべく、
私の奇妙な実体験を話したいと思います。
私が大学生の時住んでいた八王子のトラズ(仮名)マンション
での話です。
この部屋には大学1年~3年の秋まで住んでいたのですが、
入居してからというもの何か変な感覚に見舞われるようになりました。
まず入居して2ヶ月後に体調不良で1ヵ月入院。
(しかしこれには理由があり、この入院はこじつけとも言えますが・・・)
そして、いつも誰かに見られてる感覚に陥りました。
詳しい話の前に私の部屋を説明しておきますと・・・
玄関を入ると目の前に細い廊下があり、進んだ右手脇にキッチン、
左手にお風呂・洗面台、そして正面にドアがあり、開けると8畳くらいの
部屋が現れます。
1Kってやつですね。
壁は一面真白。
建築年数は1年。
私は2年目に入ったのでまだ新築扱いでした。
2年目なので汚れもなく、非常に綺麗で立地条件もまあまあ、
家賃も相場だったので気に入っていました。
しかし・・・。
入居してから前述したように、部屋で一人TVを見てる時に
ハッとして部屋の隅に目がいったり、窓の方がやたら気になったりと
何か落ち着かない部屋でした。
勿論私は霊感などありません。
が、家に帰ってドアを開けた瞬間、何ともいえない嫌な感じが
したものです。
金縛りはしょっちゅうでした。
(金縛りは疲れていたからだと思いますが。金縛りは今でもありますし)
上田が寝ぼけて?般若心経を唱えたのもこの部屋です。
(上田伝説エピソード1参照)
急に鳥肌が立ったりもしました。
とにかく一人でいると気持ち悪い部屋でした。
そして夏の暑い日の夜ー。
午前2時頃。
ベッドで寝ていた私は金縛りになりました。
「はいはい、またか・・・」
と思いつつそのまま寝ていると、奇妙な夢を見ました。
夢の中で私が寝ており、夢の中の私も金縛りに遭い、
体が動かないので目だけを開けると、そこは私の今住んでる部屋でした。
夢の舞台が現実の世界の部屋と全く一緒だったのです。
夢の中の私は目を開けた驚きました。
数十人の白い服を着た人達が私のベッドを囲っているのです。
誰!?
何人いるか数えきれません。
そしてその人達は覗き込みながら私を指差し、声を揃えて
『お~ま~え~は幸せ者だ~~』
と言うのです。
全身鳥肌が立ちました。
体が動かないので横目で見ると、大勢の白服を着た人達が
私の部屋中をあさっているのです。
キッチンにいったり、トイレにいったりと・・・。
最初は怖かった私ですが、それを見ている内に
段々腹が立ってきました。
何だこいつら、勝手に人の部屋あさりやがって。
目線を元に戻すとまだ
『お~ま~え~は~』
とか言っているので私は全身に力を入れ、
「ウォリァァーー!」
と叫んだら金縛りが解けたので、よしっ!と思い
横にいた奴に跳びかかってヘッドロックしました。
すると、パッと目が覚めました。
「そうか・・・やっぱり夢だったか・・・」
全身汗びっしょり。
私はベッドに腰掛け、一息ついてから前を見ました。
すると、
TVがつけっぱなしでした。
消し忘れたか・・と思いつつ辺りを見回すと、冷蔵庫が開いていました。
不審に思っていた時、私は震えあがりました。
と言うのも、冷蔵庫は勿論キッチンにあります。
前述した通り、キッチンと部屋の間はドアで仕切られています。
私はこのドアを閉めないとベッドから玄関が真正面に見えてしまうので
必ず閉めるようにしていたのです。
今まで閉め忘れなど一回もありません。
なのに今回は閉められていない・・・。
いつもはベッドから見えるはずのない冷蔵庫が見えたので
驚いてしまったのです。
おかしい。絶対閉めたはずだ・・・・。
私は先程の夢を思い出しました。
確かにあの人達はTVをつけ、冷蔵庫やトイレをあさっていました。
しかしあれは夢のはず・・・。
だが部屋を見ればいつもとは明らかに違う現実が・・・。
夢が現実の世界と一緒だったので私は訳が分からなくなりました。
私はその後1年半をこの部屋で過ごすのですが、
ここを引っ越す時にちょっとした事実が。
台帳に自分の名前を書いたのですが、これは過去に住んでいた人の
名前を残す為のようで、良く見ると過去に3人住んでいた事が分りました。
私は2年目に住み始めたので・・・、
1年の間にこの新築マンションは3人も変わっていたのです。
これが何を指すかは分かりません。
数年後ー。
私は友人達とこのマンションを見に行く機会がありました。
5階建てのこのマンションは各階満室でした。
しかし・・・
私の部屋は空き部屋となっていたのです。
これは偶然なのでしょうか。
それとも・・・
おわり