ロバート・デ・ニーロ
私は映画をよく見るが、俳優の中で一番好きなのがロバート・デ・ニーロだ。
大学生の時からデニーロにハマり、ちょうどその頃、
「カジノ」、「ヒート」、「ザ・ファン」
と立て続けに3本公開され、それを見てから過去のデニーロ映画を
遡っていった。
リサーチを重ね、完璧に役柄に徹する姿勢は「デニーロ・アプローチ」と
言われている。
私がデニーロを好きなのは、役柄に対するアプローチに信念を感じ、
演技の勉強などしたことない素人の私らにもそれが伝わってくるからである。
この徹し方が好きだ。
現代最高の俳優と言われ、俳優から最も尊敬されている俳優NO.1の
デニーロの映画を何回見たことか。
デニーロがいかに役柄に応じて外見・内面を変化させているかは
作品を見れば一目瞭然だ。
「タクシードライバー」では不眠症に悩むベトナム帰還兵を演じ、
50年後にも見られるであろう映画、ということで伝説となる名演を見せた。
このモヒカン姿のデニーロはTシャツデザインとしても人気があり、
私も2枚持っている。
この演技は素晴らしかった。
デニーロの演技に影響されてジョディ・フォスターファンによる
レーガン大統領暗殺未遂が実際に起きたのは有名な話。
「ゴッドファーザーpart2」のデニーロは最高だ。
これは私の中では最高傑作。
若き日のドン・コルレオーネを演じきったデニーロはこれで
アカデミー賞も獲った。
アカデミー賞なんてどうでもいいが、前作でデニーロの先輩でもあり、
それまでの最高の俳優と言われたマーロン・ブランドが演じた完璧なドンの
若き日を連想させなければならないという難しい役を素晴らしい演技で
演じきった。
ブランドが醸し出していた気品さがデニーロのドンにもある。
今から振り返るとこの2人が時代設定が違うとはいえ、
同じ役を演じたというのは凄いことだなと思う。
しかもこの2人の出演部分はそれほど長くないのに、
存在感が際立っている。
ゴッドファーザーは映像も音楽も文句なし。
この2作を比べてもデニーロがいかに役柄に徹しているかの変化が分かる。
一番好きな映画。
「レイジング・ブル」
実在したボクサーの栄光と転落を映し出した映画。
これで主演男優賞受賞。
この作品では過去に例がないという、劇中の最初と最後で体型が全く違う
ことをやってのけている。
前半はミドル級チャンピオンのボクサーとして筋肉隆々の体をして、
最後は引退して太りきった姿が映し出されている。
実際に30kg増量したデニーロの役者魂も凄いが、演技も悲壮感漂う
アウトサイダーな人物像が描かれていて良いと思う。
最後もブランドの「波止場」から持ってきてていい終わり方。
オープニングの映像から音楽と共に引き込まれる。
これはゴッドファーザーも同じ。
「ディアハンター」
ベトナムに行った若者たちの帰還後の変化が泣ける。
このロシアンルーレットでのデニーロの演技がまた凄い。
音楽も良い。この映画も繰り返しよく見た。
「グッドフェローズ」
実在のマフィアの友情と裏切りを書いた映画。
これもデニーロの演技とスコセッシのカメラワークが光る。
デニーロの細かい演技に注目。
「カジノ」
やはり実在したカジノ支配人の栄光と挫折を描く。
シャロンストーンも結構頑張っている。
レイジング・ブル、グッドフェローズで共演したジョー・ぺシの
演技もいい。
「ヒート」
実在した完璧主義者の犯罪者を演じるデニーロと
アル・パチーノ演じる刑事との攻防。
銃撃戦は見事の一言。
この映画は誰が見ても楽しめると思う。
デニーロが渋い。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
禁酒法時代のアメリカでの若者の成長を描く。
音楽がまた良い。
「レナードの朝」
植物人間だったレナードが奇跡的に回復するが、それは一時的で・・・。
この演技も凄い。
他にもアンタッチャブルや1900年、ミーン・ストリート等色々あるが
私が好きなデニーロの映画は以上です。
私的にはやはり映画は映像・役者もさることながら、
音楽と終わり方がビシッと決まっていないと好きにはなれない。
デニーロは今でも大好きですが、最近は役者業より実業家の部分が
色濃く、近年出ている映画も好きではない。
前述した映画を見てみようという方がいましたら、デニーロの演技には
常に注目して見て下さい。
最近の映画の流行傾向からすると、人間模様を描いたり、
この先にも残るような映画には出会えない怖さもある。
映画館に行って観たくなるような映画は最近ありませんものね。
今回はデニーロばっかりでしたが、他にも見ておりますので、また機会が
あれば載せたいと思います。
皆様のお薦め映画も教えていただけたら幸いです。
おわり