最近の出来事

この間、太田での稽古前のことだ。
道場で座っていると、携帯電話がかかってきた。
見ると知らない番号だ。
空手の問い合わせかと思って出ると、

『ちょっと、あんた。今どこにいるのよ!!早く帰ってきなさい!』

と女性の声でいきなり怒られた。
結論からいえば間違い電話なのだが、こちらが間違いですよ、という暇を
与えないでまくしたてる。ちょっとヒステリックになっている。
『さっきから待ってれば全然帰ってこないし。一体いつも何やってるのよ!』
声は比較的若い。多分20代後半から30代前半だろう。
この人はまだ続ける。
『今日という今日は許さないから覚悟しな!!』
この主人は普段一体何をしているのだ?
このままではらちがあかないので、私は相手の言葉を遮り言った。
「もしもし、どちらにおかけですか?間違いではありませんか?」
すると、相手の女性は
『その手にかかるもんか!!』
えっ~~~。
終わらねえ。
何よりこの主人の信用の無さは一体どこからくるのか。
横を見ると、H・S君のお母さんが私に用があるのだろう。
立っていた。
早く切らねば。
私は相手が話していようが構わず
「もしもし、お宅間違ってますよ。よく声聞いて下さい。違うでしょ?」
すると、ようやく気付いたのか
『あっ、すみません~~。間違えました~~。』
と声色が急に変わった。
ようやく切ることができた。
Hさんは心配そうにこちらを見ている。
にしても、あんなに間違いに気付かない間違い電話というものに
初めて出会った。
電話を切った後、私はしばらく主人のことが
気になって気になって仕方がなかった。

最近、小島よしおの勢いが凄い。
ありとあらゆる所であの名?文句を耳にする。
先日、大島幼稚園で稽古していた時のことだ。
基本稽古の最中、正拳中段突きは相手のどこを狙うか聞いた。
A・R君がパッと手を上げ、大きな声で
『押忍!眉間・人中を狙います!』
と答えた。
その通り!と私が言うと、後列にいた年少白帯A・S君が
『でもそんなの関係ねえ。』
と間髪入れず言ってきた。
タイミングの良さに思わず笑ってしまった私。
するとどうだ。
周りのみんなも私が笑ったことで大丈夫だと思ったのだろう。
一斉に言い始めた。
『はい、オッパッピー』
『ちっとも関係ねえ』(ちょっと違うし)
『あ゛あ゛ーーーっ!!』(にしおかすみこも出た)
一瞬にして無法地帯と化した。
『うるさい!静かにしろ!』
と言ったところでようやく沈静化した。


休憩になった。
先程はミニ小島軍団ににあやうく飲み込まれるところだった。
休憩中も子供達はまだ言っている。あのリズムに合わせ、
『すでに水が無くなった、でもそんなの関係ねえ。』
『結構お腹がすいている、でもそんなの関係ねえ。』
『審査の用紙がもらえない、でもそんなの関係ねえ。』
それを聞いてた私は、
「何だ、関係ないのか。」
と言うと、急に姿勢を正し、真っすぐこちらを見ながら
『押忍、関係あります!』
と言う青帯年長A・R君だったのでした。

他の道場ではあまり聞かないのだが、大島ではよく耳にする。
大島は面白い子が多いのだろうか。
ヘンタイレンジャーもいるし。
もしかしたら私の知らない教育が大島にはあるのかもしれない・・・

                                        おわり

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