夏季合宿2009 -爆笑の夏-
先日、1泊2日で夏季合宿を行いました。
各道場から大勢の道場生が参加してくれました。
今回は帯は下でも合宿はベテランの子から、年齢は上でも初参加の
子までと、余裕と緊張の空気が交差しながらの始まりです。
今回はまず始めに合宿のテーマを説明し、それを守れるよう行動することを
目標とさせました。
テーマの書かれた用紙を各自渡していますが、保護者の皆様の手に
届いておりますか?
さて、合宿の内容ですが、1日目は型を、2日目は組手を中心に行いました。
今回は緑帯・茶帯・黒帯参加者が多かったので、指導員のS先生と二手に
分かれ稽古を行いました。
私からする今合宿のテーマは意識改革でした。
それは動作・精神共にです。
帯の自覚を再認識させること、意識の深さが動作を正確に導く等
とにかく自分との対話に終始させました。
皆真剣に話を聞き、そのように動こうとしていたので疲れたことと思います。
人間は適当に動いていれば疲れないですから。
稽古でも言っていますが、このご時勢、体力の無駄遣いをしている暇は
ありませんし、私が一番嫌いなのが考えないで動く、ということだからです。
考えずに動くのは体力の無駄遣いです。
私がこの辺、口を酸っぱくして言うのは、
仮に弱くても下手でも考えて動こうとする思考が身に付けば、
いずれ強く・上手くなりますし、何時如何なる時も自分の言動を
常に考えてから発言・実行する癖を身につけてもらいたいからです。
当たり前のようでこれはなかなか難しいのです。
自分勝手な浅い思考ではなく、
相手のことも考えながらの思考力の形成だからです。
かくいう私も勿論出来ている身ではありません。
皆さんに言いながら、自分にも言い聞かせております。
それが紙面にあります通り、今合宿のテーマであり、
誠真會の最大の目標なのです。
さてさて、今回はお楽しみ会・花火大会の他に
初めて『肝試し』を取り入れました。
お楽しみ会では非売品のTシャツをゲットするべく、皆でビンゴ大会を
しました。
ゲットしたのは太田一般Aさん、少年部I・Mちゃん、D・F君、館林Oさん、
A・T君、I・S君、渋川K・Y君、N・K君の8人。
私も持っていないTシャツです。
おめでとうございます!
ビンゴも終わり、さぁ花火だと思い外に出ると大雨が降っているでは
ありませんか!
私・S先生、2人の晴れ男がいるのに何という様でありましょう。
不敗神話が崩壊した・・・と思いきや30~40分程経った頃、
雨が止みました。
よしっ、と思いみんなに即座に集合を掛け、花火を用意し外に出ようと
するとまた雨が・・・。
がっかりする子供達。
仕方なくまた部屋に戻るよう指示し経つこと20分・・・、また雨が止みました。
もういくしかない。
先程の集合で要領を得ていた子供達は、稽古の時よりも素早い行動で
配置につきました。
いつまた降り出すか分からないので大急ぎとなりました。
無事花火大会を終え、肝試しをと思いましたが、時間が時間だったので
中止にしようとしたところ、どうしてもやりたいと皆が言うので、
可哀想ですが幼児~2年は就寝へ、3年以上は任意としました。
しかし、6年以上は強制。
特にやりたがっていたのが4年軍団で、皆やる気満々。
2人1組でコースを回って、折り返し地点に置いてある紙を証拠として
持ってこさせました。
コースは休憩中、全員で下見をしておきました。
まずは女子軍団からスタート。
玄関前の上り坂を上っていくのを全員ロビーで観察しながら待機。
実は、、、皆には話していませんでしたが、コース所々に一般部が隠れ、
驚かす仕組みになっていたのです。
私とAさんはロビーで、S先生は玄関外で見守っていました。
懐中電灯の明かりが上り坂の頂点に達した時!
「キャーーーーーッ!」
と大声がロビーの中まで聞こえてきました。
誰かが驚かしたんだな、と思いながら男連中を見ると、
全員目が泳いでおり、危うく私とAさんは笑い転げそうになってしまいました。
とその時、いきなり
「ボ~~~ン」
と時計が鳴り、
「ウォー!」
と全員が声を張り上げ、こちらは大笑い。
そんな中、玄関を見ると女子が何人か大泣きしながら戻ってきました。
怖くて途中で引き返してきたようです。
無言で部屋に戻っていく女子を見て、男子は凍りついていました。
玄関外でS先生に様子を聞くと、
「さっきからキャーキャー聞こえてきますよ」との事。
S先生に帰ってきた子達に一般部が隠れていることを口止めするよう
伝え、私は中に入り、青ざめている男子に追い打ちをかけてやろうと(笑)
怪談話を聞かせました。
実際この辺であった話を以前にS先生から聞いていたので、その話を
中心に話し、最後に問いました。
『やっぱり止める奴いるか?我慢しなくていいぞ。』
と言うと3年3人が
「はい!!」
と即答し、館林O・Mなどは
「先生、何か見えてきました!!」
と目を覆いながら恐怖におののいていました。
4年館林A・Mは
「何か出てきたら倒してやる」
と意気込んでいましたが、少し震えていたのに私は気付いております。
5年館林S・Kは
「頭がー、頭がーー・・・。」
と両手で頭を押さえながら塞ぎ込み、
中2館林K・Aはどんどん顔が真っ青になり、終いには階段に横になり
天井をずっと見つめていました。
太田・中3H・Hは
「やべぇ、やべえ」
と連呼を続け、太田・中1S・Rは前の子の何の変哲もない後頭部を
微動だにしないまま見つめ、太田・小6N・TとI・Yは同じくH・Sに
「頼むから絶対泣かないで。」
とずっと頼んでいました。
6年以上はかなりビビっておりました。
前の組が帰ってきたら次の組・・・、と行っていたので捗らず、時間も
遅くなってしまうので4年からは大勢で一斉に行かせました。
S先生と外で成り行きを見守っていると、いきなり上り坂の上の方から
「カランカラン」
と音が聞こえ、それにみんな驚いていました。
後で聞いたところによると、まず渋川Sさんが来た人間の側に空き缶を
投げつけ一旦驚かし、反対側のトイレあたりから
太田・Iさんがいきなり飛び出してくる仕掛けだったそうです。
時にはSさんが皆の後ろを知らず知らずの内に着いていき、
「待ってぇ~~」
と声を掛けてくるそうです。
紙が置いてある手前では太田Hさん、S・Eが急に顔を出し、
紙を渡す地点ではI先生が
「怖がってないで早く持ってけ!遅いんだよ!」
と怒るそうです。
先に泣いて帰ってきた女子はIさんの飛び出しにやられてしまったそうです。
他の女子もSさんの追跡に腰を抜かし、お尻が路面の水たまりで
濡れてしまったようです。
さて何とか帰ってきた4年軍団。
しかし見ると涙目に・・・。
良い仕事をやってくれるなぁ、と一般部の皆さんに感謝しながら
いよいよビビり6年以上の出発です。
6年以上は2人1組で。
しかも懐中電灯を持たずに出発させました。
6年以上はブーイングする気力もありません。
まず館林k・AとN・K組がスタート。
必ず悲鳴を上げるだろう、ということで悲鳴を聞きに私・Aさんも外へ。
S先生が
「ここで聞いてると面白いですよ~。」と笑いながら一言。
まず始めに上り坂を上った所で第一の仕掛けが出てくるので、
皆ようやく上った所で意表を突かれるのでかなりビックリするようです。
しかも辺りは真っ暗。
外灯一つありません。
興味深く2人が上っていく音を聞いていると、バタバタバタと足音が。
すると急にK・Aの声で、
「誰ーーーー!」
と言いながら走り去る音がしました。
IさんかSさんが2人を追いかけ回したようです。
しばらくすると
「うわー!」
と遠くから声が。
大笑いする私達。
現場で見れない分、声で想像するので余計おかしくなってしまうのです。
次は太田N・T、I・Yの出番です。
彼らは努めて冷静にスタートしていきました。
特にI・Yは淡々としていたらしく、Hさんが驚かした時など
「お疲れ様です」
と言ったそうです。
驚かす身にもなってもうちょっと驚いてくれ、とはHさんの弁。
そしていよいよ、最終組が。
太田S・R、H・Hの2人のスタートです。
彼らは待合時間も一番ビビっていました。
特にHは待ちながら段々と
「もうだめ~。」
とおかまの様相を呈し、事あるごとにAさんに
「どうか一緒にお願いします」
と懇願していたので、相当パニくる事が予想されます。
Rの父のS先生も
「R、相当ビビってんなぁーー。」
と笑っていました。
彼らは恐る恐るスタートしていきました。
HはRにピッタリと寄り添い、まるで抱きついているかのようでした。
Hの方が年上なんですけど・・。
さぁ、まずは上り口だ、と思っていると誰かが
「うぉ!!」と言いながら
飛び出してきました。
「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!」
今までの組にはない大声が金山に響き、
下の方の民家の犬が一斉に吠え出しました。
次にEが飛び出したようで
「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!」
Hさんの顔出しに
「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!」
I先生の仁王立ちに
「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!」
Hはこの時、Rに
「R、お願いだから手つないで・・・。」
と頼んだそうです。
実はこの前、Eが驚かそうとベンチに座って待機していると、
いきなり人影がヌーと現れ、何も言わずEの横に座った人がいたようです。
Eはこの人が現実の者なのかあっちの世界の者なのか分からなくなり、
真っ直ぐ前を見据えたまま動けなくなったそうです。
例えれば、バス停でいきなりトトロに会ったメイの姿のような
ものでしょう。
どうもホー○レスの方のようですが、事もあろうにHはその人をチラリと
確認するや
「だれ?だれなの?」
とRの背中で隠れながらRを押し続けその人に迫っていき、
それを見ていたIさんが
「H、その人は違うんだ。おい!関係ないんだよ!」
と言っても
「だれ?だれ?」
と聞く耳を持たず、接近し続けたと周りの一般部は後で述懐しておりました。
私達は滑り知らずのH達の叫び声を聞きつつ、
部屋では自分の携帯から我々に心霊写真を見せるくせになぁ、と
思いながら、楽しませてもらいました。
HとRが紙を受け取り、駆け足で坂を下ってきました。
彼らの顔には安堵の表情が。
私達も手を振り、彼らの到着を待っていました。
今まさに坂を下り終えようとしたその時!
横の茂みからEが
「うわ!!」
と飛び出してきました。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
彼らは腰が抜けんばかりに驚き、再度私達も爆笑してしまいました。
実は一足先に帰ってきたEに最後驚かせ、と伝えEが隠れていたのです。
S先生・Aさんも腹を抱え大爆笑。
ゴールに着く寸前ですから安心していたのでしょう。
その叫び声は一際大きなものでした。
小学生がこんなに怖がっているのに笑っていたら可哀想ですが、
そこは中学コンビ、二人には爆笑も許してもらいたいと思います。
少し経って様子を見に部屋に行くと、いつもはうるさいこの部屋が
静かではありませんか。
皆グッタリの様子・・・・・でしたがしばらくすると復活していました。
今回、Hには楽しませてもらいました。
Hは他にも、配膳準備、特に片付けでは率先して動いてくれ、
小さい子の片付けを何も言わずに手伝ってくれたり、残飯処理も
Hが一人で自分からやってくれました。
彼は毎回、合宿では一番動いてくれる人間なのです。
Hの性格もさることながら、父であるHさんの教育の賜物と思います。
今回の合宿MVPは文句なくHでしょう。
彼には次回の合宿で特別賞を何か送りたいと思います。
賞品は金山のてっぺんに置いておきます。
一人で取ってこい、H!
おわり