OH!冬合宿①
今回は今年1月に行った冬合宿での出来事を
お話したいと思います。
冬合宿と聞くと私自身、昔の思い出から辛い・苦しい・寒い、と
いった肉体的・精神的苦痛を連想してしまいます。
三峰山での22kmマラソン。1時間かけて山道を下り凍てつく水の
中に入っての滝浴び。小学生の時に行った、小学生には
酷な1時間に及ぶ正座修行。どれも辛かった。
しかし、終わってみるとやり遂げたという達成感・爽快感が
何とも心地よかったものです。
そういう私自身の経験を踏まえ、誠真会での合宿は修行という
側面を保ちつつ、楽しいものにしようと考えています。
厳しいけど楽しい。それが誠真会のスタイルです。
前置きが長くなりましたが、その我が誠真会の冬合宿。
個性的な面白いメンバーが集まりました。
なかなかの珍事件が起きました。ただで終わる訳がない。
全員集合し点呼をとり、部屋割りをすませ、しばらく自由時間と
してから1回目の稽古となりました。
宿泊施設に隣接する体育館でまず2時間の稽古の
始まりです。
今回の参加者はほとんどが小学生・幼稚園生。こちらも
いきなり無理をさせないよう配慮しながら進めます。
みんなも心なしか緊張しているよう。準備運動の後、
前から先輩順に並び、体育館一杯に広がって基本稽古のスタートです。
『気合入れてーっ!』と私が言い、みんなもそれに乗り一生懸命
声を出して1本1本力強く技を繰り出してます。途中、基本の合間に
深呼吸している時、茶帯の子が『押忍、失礼しました』と言いました。
何か手順を間違ったようです。私は常々、間違った事をした時は
押忍失礼しましたと言いなさい、と教えています。
茶帯クラスになると、何かあればそういう言葉がすぐ出ます。
私は特別気にも留めず、稽古を再開しました。
すると、体育館一杯に響き渡る声の中、何か気合とは違う声が
聞こえてきます。勿論私も一緒に動いてますから気のせいかな、と
最初は思ってました。それから10分程続けていると、また何か別の声が
混じりました。
『押忍:::::::*`*;;;。』 語尾がよく聞こえません。
誰か何か言ったか私は聞きました。
誰も返事しません。
再開しました。
その直後また声がしました。今度は気のせいではありません。
『押忍、失礼しました』とはっきり聞こえたのです。
誰が言ったのか聞くと最後尾から年中のY・Hが手を上げました。
私はちょっと不安になりました。いきなり厳しくやったからトイレに
行きたいと言えず、おもらししたかな?とか、やっぱり帰りたい、って
言うのかな?等々。
そういう何かマイナスの意思表示だと思ったのです。
自分で負い目があるから失礼しました、と言ってるわけですから。
どうした?何で押忍、失礼しましたって言ったの?と聞くと、Hは言いました。
『はー君、屁しちゃった!』
屁かぁ!このタイミングで屁だったか!屁ね!H、すぐ屁するもんな。
でもまさか『屁』ってくるとは思わなかったな。いやぁビックリ、ビックリ。
じゃあなに?さっき声が聞こえてたのもHの声?
『うん。』
押忍失礼しました!って言ってたわけ?
『うん。』
屁したから?
『うん。』
そうか。そんなに屁をしてたのか。なるほどね。ようやくすっきりしました。
俺も。
よし!じゃあ気を取り直して続けよう!
しかし・・・その後も
『押忍、失礼しました!』
は、何度も聞こえるのであった・・・。
彼は言動は面白いが、実は真面目で人の言う事をよく聞いてるから、
純粋さが生んだ今回の珍・謎の声事件。次回はある少年の
危ない一面をお伝えします!