空手道誠真会は、群馬県下の太田市、館林市、渋川市、兵庫県芦屋市の各道場で、空手を通じて人格を形成すべく、稽古に励んでいます

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更新情報・お知らせ

2007/05/07
燃えろ!全日本大会 祝!全日本第3位!!

空手道誠真会の目指す空手

誠真会YouTubeチャンネル  「誠真会 Seishinkai Karate」

誠真会Instagramインスタ  「誠真会」

誠真会facebook 「Karate Seishinkai」

誠真会の目指す空手は、人生にとって、また日々の生活にとって意味のある空手です。

少年部:礼節 (礼儀は周りとの関係を良くする潤滑油。謙虚さと感謝の気持ちを身に付ける。)

    忍耐力(夢や目標を達成するために必要な精神力。継続する力の養成)

    観察力(稽古は真似ることから。自分に足りないものは、周りが気付かせてくれます)

一般部:関係性の構築(手足の連動性を稽古で身に付けましょう)

    中庸の心(鍛錬により、常に精神の安定を目指しましょう)

    哲学の身体化(培ってきた思考を動作に反映させられるよう鍛錬しましょう)

空手の鍛錬により自分を知り、思考のバランスを整え、心身の調和をはかり、

気力体力が充実し、人生を心豊かに過ごせるような空手道を誠真会は目指します。

安心で安全なコースとクラス分け

空手道誠真会では、以下の会員コースを用意しております。

ご希望の会員コースを選択してください。

また、途中からのコース変更も可能ですので、気軽にお申し付けください。

◆新オンライン会員・・・・配信で稽古をするコースです。
◆ 一般会員・・・・道場またはオンラインで稽古をするコースです

■クラス分けは、以下の通りです。

幼年部:4歳〜6歳(未就学の男女)
少年部:7歳〜14歳(小中学生の男女)
一般部:15歳以上(高校生以上)
壮年部:35歳以上
女子部:18歳以上の女性の方

詳しくは、入会案内をご覧ください。

空手道誠真会 館長

館長 佐藤康貴

◆1975年生まれ
◆15歳で、極真会館群馬支部に入門
◆18歳で上京後、東京城南支部で稽古に励む
◆第一回群馬県交流試合 優勝
◆群馬県型競技大会 優勝
◆第16回、第17回、第18回全日本ウェイト制選手権大会出場
◆第33回全日本選手権大会出場
◆第3回全日本型競技選手権大会 4位
◆元・極真会館 弐段
◆趣味 神社巡り
◆好きな映画  ゴッドファーザー

燃えろ!全日本大会 祝!全日本第3位!!

4月30日、第13回全日本青少年大会が行われ、
誠真会からは10名が参加しました。
10名中8名が全日本初出場の為、保護者の方を含め
皆緊張気味でした。
私もこの全日本は初めてだったので、レベルが如何程か気になり、
かなり殺気立っていた気がします。
誠真会の試合トップバッターは太田N・T、次いで太田S・R。
いきなり誠真会ツートップが出陣です。
が、開会式前にアップ出来なかった為、開会式後のわずかな時間に
アップを済ませ、試合に臨みました。
とにかく一回戦を無事に勝つ事。
これだけを彼らには望みました。
というのも、アップが十分でなかったし、周りの期待が高くプレッシャーも
強いと思われ、しかも誰でも初戦の入り方が一番難しいので
通常の動きになるのは2回戦以降だと思っていたからです。
ーここを何とか乗り切ってくれ・・・。
心の中で叫んでいました。
そしていよいよN・T(以後T)の試合が近くなりました。
Tは試合前、こう話していました。
『試合が楽しみで仕方がない。
誠真会の俺が負けるはずがない』と。
頼もしい言葉でしたが、T父曰く
『緊張している・・・』とも言っていました。
私も最終稽古の時、彼ら二人に
『お前達はみんなより先に絶対負けるな。お前達が負けたら
みんなビビッちゃうから。絶対生き残れ!』
と話していました。
プレッシャーを感じるとは思いましたが、彼らならやってくれると
信じていました。
そんな周りからの大きな期待を背負い、Tは誠真会トップバッターとして
絶対落とせない状況の中、試合場に上がったのです。

試合が始まりました。
動きは・・・悪くありません。
が、相手が一回り大きくしかも圧力が強い為、圧に耐えながら技を出す
という厳しい展開となりました。
こういった状況というのは想像以上に肉体的・精神的に堪えます。
私も経験からこの展開の辛さは身に沁みて解ります。
心が勝負から離れた瞬間100%負ける・・・そういう試合でした。
本戦1分半が終了し、贔屓目なしに勝ったと私は思いました。
しかし・・・・判定は無常にも引き分け。
すぐに1分半の延長に入りました。
Tは相当疲れていました。
まずい、と思いました。
圧に耐えつつ技を出し続けた本戦。本人も勝ったと思ったであろう
判定は引き分け・・・。
心が折れても全くおかしくない状況でした。
しかし!
Tは踏ん張りました。
まさに全身全霊、気力を振り絞り、攻撃し続けました。
完全に根性の戦いでした。
笛が鳴り、延長戦が終了しました。
順当に見ればTの勝ちです。
しかしここは他流派。
何が起きるか分かりません。
それを承知で出場したのも事実。
祈るような思いで判定を待ちました。
判定は・・・

Tの勝利!!

何とか初戦をクリアしました。
よくやった、T!
しかし、試合場を降りたTは疲労困憊、喋ることも出来ず、
本当に倒れそうでした。
そこまで自分を追い込めるのがTの凄いところ。
お父さんに先導され何とか応援席に戻っていきました。

次は違うコートでS・Rの試合が始まります。
Rもこの大会に向け、凄まじい稽古を重ねてきました。
稽古量は誠真会NO.1。
Rの試合が始まりました。
本戦、T同様やはり勝ったと思ったが引き分け。
延長に入る。
捌きながら攻撃するR。組手の形は非常に良い。
クリーンヒットを許さず、着実に技を返す。
延長終了ー、判定へ。
判定は・・・
相手に旗が上がる。
疑問の残る判定だが仕方がない。
大会終了後、Rは来年は必ず勝つと言っていた。

続いて型に出場した渋川H・R、S・Rの試合だ。
大会に向け、二人は私の細かな型指導に必死に喰らい付いてきた。
そのせいか、短期間で見違える程上達した。
これならいける・・・と思ったが試合結果は芳しくなかった。
今大会の型の判定基準を細かく理解せず出場させた私もいけなかったが、
どうにも納得いかない結果だった。
結果はどうであれ、彼らの動きは飛躍的に向上した。
今後の彼らに期待!

続いて太田S・Rちゃん・渋川A・R君・K・M君の試合があった。
Rちゃんは一回戦、完全に相手有利の判定をやられた。
見ていてこんなに腹立たしい試合は過去無かった。
しかし、Rちゃんの底力が発揮され、延長になりながらも
見事勝利した。
だが二回戦はこの一戦の疲れもあって惜しくも敗退。
幼年A・RとK・Mの試合はRは一回戦、Mは二回戦で敗れた。
この二人は絶対に稽古を休まず、毎回一生懸命稽古している。
今後必ず伸びる子達だ!
この一年、期待している。

館林K・Aの試合。
Aは自分の試合前にも関わらず、仲間の試合があると試合場脇で
一生懸命声を張り上げ、応援していた。
これはなかなか出来ることではない。
試合が終わった後なら分かるが・・・。
立派だと思う。
試合は惜しくも負けたが、彼のこうした精神は素晴らしい!
道場生には是非ともこうした姿勢を学んでほしいと思う。

Tの二回戦。
Tは二回戦開始前、父に
『体に力が入らない』
と言っていたそうだ。
初戦で力を使い切っていたのは分かっていたので、
試合前、私はTにこうアドバイスした。
『上段は捨てろ。下段がいい角度で入っているから
突きを散らして下段でまとめろ。上段は絶対使いすぎるな』と。
理由はこうだ。
Tはまだ一回戦の疲労が抜けていない。
上段を出し過ぎるとスタミナを大きく消耗してしまう。
しかも今大会の相手は突きを多用している。
上段を蹴ってブロックされ、体勢を崩されたところに突きでまとめられ
判定負け、というシナリオが怖かったからだ。
それにいつもよりTの上段は切れてなかった。
その分、下段は非常に良いタイミングで蹴れていた。

二回戦が始まった。
相手の出方を伺い、慎重に試合を進めるT。
良い雰囲気だ。集中している。
Tの凄いところは試合になると気持ちがパッと入り、気合が乗ること。
この試合もそうだった。
疲れをみせることもなく、アドバイス通り下段で相手を翻弄。
完勝だった。
三回戦も相手に攻撃を出す暇を与えず、ワンサイドゲーム。
この頃になると誠真会で生き残っているのはTだけになっていた。
続く準々決勝、開始前に自軍陣地で横になり体を休めているTに言った。
『残ったのはお前だけだ。よくぞ生き残った。お前は責任を果たした。
ここからは自分の為だけに戦え。ここまできたら技じゃないぞ。
勝つんだ!という気持ちが強い方が勝つ。お前は気持ちで勝負する
人間だ。気持ちを強く持って試合に臨め。絶対に勝つぞ!』
私はもうTの心に火を点けるだけでいいと思っていた。
Tは
『押忍!』
と力強く頷いていた。

準々決勝。
この試合、私は本当に緊張した。
ここまできたら、何とか勝たせてやりたい。
もっと稽古をああすれば良かった、こうすれば良かった、という気持ちが
今大会開始後から強くあり、ここでピークに達していた。
もう何もしてあげられない自分がもどかしかった。

試合が始まった。
ここまでと同様に落ち着いて試合を運ぶT。
ポカだけはするなよ・・・と思いつつ試合を見守る。
相手の攻撃を捌きすぐさま下段を返す。
無駄な力が入ってなく、スムーズに技が出ている。
こういう時のTは本当強い。
中盤辺りから下段が効き始めた。
Tが下段をまとめ始めた。
鉤突きも良い角度で入っている。
最後に技をまとめて時間ー。
相手に試合をさせずTの勝利!
湧き上がる我が誠真軍団。
凄いぞT!
危なげなく準決勝に駒を進めた。

が、
その準決勝は以外にもあっさりと幕を閉じた。
開始直後に上段横蹴りをもらい、敗退。
Tとしては全力を出す前に負けたことで悔しさが残る試合となった。
しかし、相手の力関係が全く分からず、約1年振りの試合での
第3位は立派!!
来年は必ずリベンジを誓っていたT。
見事な見事な3位でした。

午後の部においては館林I・T・太田H・Tの試合があった。
皆帰らず応援してくれたが、惜しくも敗退。
しかし、彼らには良い経験になったことだろう。

そして
事件はここから起こった。
入賞者は壇上に、というアナウンスが流れ、
表彰式が始まろうとしていたのだが、Tの姿がどこにも見えない。
慌てるT父・母・誠真軍団。
そうこうする内、壇上に選手が揃い始めた。
やばい!どこ行ったんだ?
慌てていると道場生が
『さっき下の売店でTとS・EとK・Aが三人でカップラーメン食べてたよ。』
なにーーーっ!?
のん気にカップラーメン食べてる場合じゃねぇー。
T父がダッシュで売店に向かった。
Tはまだか、Tはまだかと二階席から見守る誠真軍団。
来ない・・・。
まさしく表彰式直前、
チョロチョロ〜と後方からTが壇上に上がってきた。
ギリギリセーフ。
最後の最後で笑わせてくれました。

今大会出場にあたり、参加した選手の皆さん、保護者の方々、
本当にお疲れ様でした。
結果ではなく、この経験を日々の生活に
役立ててもらえたらと思います。
そして結果を残したT。

第3位おめでとう!!
                                      

コメント
  • K・Mの保護者
  • 2007/05/11 8:23 PM
今回、息子が全日本大会に出場させていただき、親子ともども入賞目指してがんばってきましたが、ぞんなに甘いものではないことを改めて実感させられました。息子には、今は勝つ喜びよりも負ける悔しさを覚えてもらっただけでも意味があった1日だったと思います。 館長が試合前に同じく出場したA・R君とうちの子に最後のアドバイスを話し、それを真剣に聞いている二人の姿にとても感銘を受けました。空手習わせて本当によかったと思った瞬間でした。
  • N・Tの保護者
  • 2007/05/16 5:21 PM
怪我をして満足に稽古できずに臨んだ今大会、親としては「せめて1回戦でも勝ってくれ!」と言う気持ちでした。しかし初戦であれだけ疲労した息子を見るのは初めてでした。「父さん体に力が入らない」と言った時は「次は駄目かも・・・」と思いましたが息子は試合間の休憩中、疲労困憊しながらも館長のアドバイスに真剣な顔で聞いていたので「目は気力に満ちている!まだイケル!」と言う思いで送り出していました。疲れきった息子があそこまで勝ち残れたのも、皆様の大声援が彼を支えてくれていたのだと思います。準決勝で負けてしまい、応援して頂いた皆様にお礼をして、館長にお礼をし号泣していた息子。今大会、息子は「緊張しているけど館長が、ずーっと側にいてくれて不安は無い!」と言ってました。そんな息子を見て、改めて、こんなにも尊敬できる人とめぐり会えて「こいつは幸せだな!」と思いました。最後の表彰式ハプニング後、みなさんの祝福の中、照れくさそうに自分の所に来た息子の第一声は「父さんラーメンは?」自分「ハァ?食べた!」息子「エェ〜!もう!うまかった?」自分「なぁ〜にぃ〜!表彰式の間そんな心配してたのか!」さっきまでの凛々しい姿は何処?と我が息子ながら呆れましたが、そんな息子と空手を始めてもうすぐ半年。最近では息子に「父さん、偉いよ!頑張ってるよ!」などと励まされ頑張るおやじであります。この場をお借りしまして改めてお礼を言わせて下さい。館長はじめ誠真会の皆様方・保護者の皆様方ありがとうございました。
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